シタデルカラー紹介シリーズ ベースカラー編(1)

こんにちは!模型工房ブリッツのテンチョーです。
いつもご覧いただきましてありがとうございます!

前回はシタデルカラー紹介シリーズの初回ということで、基礎情報編としてカラー分類や特徴、使用にあたっての注意点などをご紹介しました。
(時々画像追加や思い出したことがあれば追記してたりするかもです)

今回からは実際にサンプルキットに塗ったものと一緒に、カラー名とどんな感じのカラーなのかをテンチョーの主観と共にざっくりご紹介していきたいと思います。
使ってみたいけどどんな色かわからない……という時の参考に少しでもなりましたら幸いです!
(テンチョーの塗装スピードの問題で紹介に間が空くこともありますがそこはご容赦を…!)

 

ではでは早速見ていきましょう!
まずはベースカラー。おさらいとして基礎情報編でも書いたベースカラーのざっくり説明おいときますね。

■ベース


ベースカラーに関わらず高い隠ぺい力で下地色を隠ぺいできる優れた基本塗装用塗料です。
ベースカラーのみの塗装でも充分な完成度を得られる発色の美しさも特徴です。
シタデルカラー同士はもちろん、他のアクリル塗料との混色も可能です。

追加情報として、ベースカラーは明度の低めなカラーが多いです。
これはシタデルの基本ペイントシステムが暗い色(影色)に明るい色(ハイライト)を重ねて仕上げていく、という方法をとっているためです。
全体的に彩度自体は高めなので、先にも書いた通りベースカラーだけで仕上げたい!というのももちろん問題ありません。

スケールモデルからキャラクターキット、ジオラマまでジャンルを問わず使っていけます。

カラー紹介

 


■ ABADON BLACK(アバドン・ブラック)
普通に黒としても使えるうえ、他カラーを塗る前のアンダーコートとしても使用できるまさにベースのカラー。
アンダーコートスプレーが使えない、という環境下などではこれを筆で塗ってやれば大体同じ効果が得られます。
余程表面が皮脂脂やホコリなどで汚れていたり薄めすぎたりしなければほぼ一発で黒くできるのも嬉しい。


■ AVERLAND SUNSET(アヴァーランド・サンセット)
ベースカラー唯一の黄色。と言っても純粋な黄色ではなく濃いめの山吹色。
シタデルに限った話ではないですが、黄色はどうしても下地の透過性が高いのでこれ単体でしっかり仕上げようと思うと結構重ね塗りする必要があります。
このサンプルキットはグレーのプラに直塗りで4回くらい重ねました。
反対色や色の濃いプラに着色するときは白系でアンダーコートした方が重ね塗り回数が少なくて済みそうです。
とは言え、他のカラーにも言える事ですが上からレイヤリングしたり色重ねるなら部分的にちょっと透けてるかな?程度なら気にしなくて良いかと。
これ自体いい色なんですが、同じベースカラーのコラックス・ホワイトやレイヤーカラーのホワイト・スカーあたりと混色して色味を調整してあげればグッと汎用性が高まりそうな印象です。


■ MEPHISTON RED(メフィストン・レッド)
鮮やかで深みのある真紅。以前メーカーで発行していた冊子では深緋(こきひ)とも。
色乗りも良く、プラ直でもほぼ一発でいけますが2度塗りした方がよりキレイに仕上げられます。
日本機の日の丸やガンキャノンやガンダム系の赤の下地におススメ。



■ MACRAGGE BLUE(マクラーグ・ブルー)
瑠璃色に近い群青色。こちらもほぼ一発でプラ直でも発色します(というか濃いめのカラーは大体ほぼ一発か念のための2度塗りでしっかり色乗りますね…)。
青系ベースカラーの中では最も「ブルー」っぽい青という印象。
お城キットのお堀やガンダム系の青いパーツの下地におススメ。


■ WAAAGH! FLESH(グァーグ! フレッシュ)
ほんの少し茶色みのある深緑。個人的に初見で名前の読みがわからないカラーのかなり上位に入る色。
鮮やかなのにちょっとかすれたようにも見える不思議な緑。
戦車の迷彩や常緑樹系植物パーツなどの下地におススメ。


■ MOURNFANG BROWN(モーンファング・ブラウン)
ミルクチョコっぽい茶色。旧パッケージの時より若干明るさが増したような気もしますが気のせいかな……?
茶色系ベースカラーの中でも汎用性の高いベーシックな茶色です。
戦車の迷彩や樽などの木製品系パーツの下地、明るめの茶髪キャラの髪などにいかがでしょうか?

 

今回は以上6色のご紹介でした!
テンチョーの経験と知識不足でうまく紹介できてないカラーもあるかもしれませんが、今後そのあたりは順次アップデートしていく所存です。

それでは今回も最後までご覧いただきましてありがとうございます!
次回もどうぞよろしくお願いいたします!