【超々初心者さん必見】プラモデル制作に必要な道具の紹介と使い方【その1】

おはようございますこんにちはこんばんは。
模型工房ブリッツのテンチョー、仮の名を万年初心者モデラー・緋乃重(ヒノエ)でございます。

去年から続くコロナ禍によるステイホーム、おこもり期間のお供にとプラモデル(主にガンプラ)に注目が集まり早一年としばし。
当店ご利用のお客様の中にも数年ぶりにプラモ制作を再開された方はもちろん、この機に新たにプラモ沼に足を踏み入れる方が多々いらっしゃいます。

そこで、若干今更感もありますが完全にプラモデル制作初めて!必要な道具ってそもそも何??ランナーって?ゲートって??用語も全然わかんないよ~!!という超々初心者さん向け記事をご用意してみました。



今回はこちら、HG(ハイグレード) 1/100 ゴッドガンダムを見本としてやっていきたいと思います。
ちなみにこのキット、発売は1994年。アニメ本編放送当時発売のものですね。
パッケージデザインにも懐かしさを感じます。そのうちリニューアルされた新HGの方とも作り比べをしたいところです。
Gガンダムはいいぞ。

 

基本用語解説【1】

道具の説明の前に、まずは一番基本的な各部分の呼び方を説明します。
そのくらい知ってらぁ!という方はすっ飛ばしてもらって構いません。


まずはこれ、【ランナー】です。
パーツがくっついた枠のこのひとまとまりを総じてランナーと言います。
一枚ごとに大体アルファベットが振られており、それをとってAランナーやCランナーと呼びます。
※説明書でランナーではなくパーツと表記してるキットもあります。


(いきなり別のキットの画像になりましたがもったいないので流用します)
一番太い枠がランナー、パーツとランナーを結ぶちょっと細い部分がゲート、パーツの近くにある数字やアルファベットの書いてある四角い部分がタグになります。
説明書ではパーツの横にE②やA④といった記載がありますが、それを表しているのがこのタグです。
E②は「Eランナーの2番パーツ」、A④は「Aランナーの4番パーツ」といった感じですね。
ガンプラに限らずプラモや道具の話をするときは息をするように出て来る単語です。

 

ガンプラ制作の道具紹介

さてそれでは早速必要な道具を見ていきましょう。
ちなみにガンプラでもHGより大きいMG(マスターグレード)やPG(パーフェクトグレード)、パーツ数の多いRG(リアルグレード)になると必要な道具が増える場合があります。ねじ止め用のドライバーとか。
HGでもキットによってはあるかもしれませんが、今回は基本のき、ということで触れません。あしからず。

初心者向け:最低限そろえておきたい道具



まずは何はなくともニッパー、ピンセットの2点です。



プラモを作るにはパーツを切り出さねば始まらない、最重要必須道具ニッパー。
素手でもいだり普通のハサミでも切れないことはないですが、パーツが変形したりゲート部分がとがって危なかったりパーツがちゃんと合わなくなったりする危険性がありますのでやらない方がいいです。

例外としてちょっと前からニッパーなしでもパーツが取れるEG(エントリーグレード)というシリーズが出ていますので、素手でもいでみたい方はぜひそちらにチャレンジしてみてください。ドラちゃんとかカービィとかコナンくんとか色々出てます。


EGドラえもん。刃物不要、対象年齢3才以上なので小さいお子様でも安心です。


お値段もお手頃、パーツ数も少なく、すき間時間にサクッと作れます。


さて話は戻りまして。
スタンダードなニッパーの他、ちょっとググっただけで片刃ニッパーやらゲート処理用やら用途もメーカーも色々出て来るのでまずどれ選べばいいの??ってなると思います。

で、そのニッパーの選び方ですが、ぶっちゃけ道具に関しては相性と慣れの問題が大きいので極端に言うと「どれでもいい」です。
※あくまでテンチョーの主観です。

ちょっとお値段の張る工具は確かにいいもの揃いですし、上達を目指したり極めんとするなら最初から使うのは充分有りです。ただ、そういう道具は保管や使用・お手入れに少々気を使うものが多々あります。
例えば、ゲート処理用の薄刃・片刃ニッパーで不要ランナーを捨てようと太いところをバチバチ切っていたらあっという間に刃がダメになります。
真ちゅう線やエッチングパーツ(ディティールアップ用の金属パーツ)なんか切ろうもんなら即お陀仏。
一本3,000円以上はする道具がもうその瞬間オシャカです。泣くに泣けません。

なので、個人的には最初は性能の良さを追求するより使い方に慣れるつもりでお手頃かつ頑丈なものを選ぶと良いと思います。
すぐに「やっぱりもっといいの欲しい!」となって買い換えたとしても、先にも書いたように不要ランナーを捨てる時に細かく刻むのに使えたりもしますし、使いようはいくらでもあるのでそうそうムダにはなりません。



模型用ニッパーとしてメジャーかつお手軽に入手可能なのはやはりタミヤ製モデラーズニッパーαでしょうか。
お値段もそこそこ手頃ですし、多少雑に扱ってもけっこう長期間使えると思います。
ちょっと刃の厚さがありますが、米粒以下の大きさのパーツを切り出すのでもない限り気にしなくて大丈夫でしょう。
ちなみにテンチョーの使ってる写真のやつ(黒いグリップのやつ)もタミヤ製ニッパーですが、現在では売っていないタイプです。
多分20年くらい同じの使ってるしこれでたまに爪も切ってる。(やめなさい)


次にピンセットです。



ピンセットはシールを貼ったり細かいパーツを持つのに使います。



やはりこちらも素手でやろうとしてできなくはないですが、カメラアイ部分など奥まったところは難しいですし、位置決め時に指で粘着面を触りすぎるとキレイに貼れないどころかペロンとはがれやすくなりますのでピンセットを使った方が断然良いです。
シール貼るだけなら爪楊枝でも可といえば可ですが、無難にピンセット使いましょう。


(画像はタミヤ製ストレートピンセットツル首ピンセット)

ピンセットは大きく分けるとまっすぐなストレートタイプ、つまむ部分に角度のついたツル首タイプがあります。
細かく言うと精密ピンセットや逆作用タイプとか色々ありますが、キリがないので今回はそのへんまるっとスルーします。
模型用として各メーカーさんから出ているものの他、ホームセンターや手芸店にも色々売っているので好きなものを選ぶと良いでしょう。



画像があったので折角だからこれだけご紹介。
ちょっとお高い精密ピンセットはご覧の通り先端がめちゃめちゃシャープです。
艦船模型なんかのこまか~~~いパーツを扱う時に重宝します。



ピンセットを使う際に気を付けてほしいのが先端がきちんと合っているかです。
床に落としたり変な風に力をかけてしまって歪みが出たりして先端がズレるときちんとパーツ類が掴めず、あっちゃこっちゃにピーン!とすっとばしやすくなります。
もしそうなったら潔くあきらめて新しいのを買いましょう。

ニッパーもそうですが、基本的に道具は消耗品です。
もったいないからと劣化したものを我慢して使い続けるのは精神的にもストレスになりますし、ケガの原因にもなります。

気に入った道具を大事に使いつつ、安全にも気を付けて作っていきましょう。

中級者以上を目指すなら:あると便利な道具

ニッパーでパーツを切るだけでも充分制作はできますが、さらにキレイに仕上げたい!という場合に必要になってくるのがカッターナイフorデザインナイフ、ヤスリです。



ナイフは主にニッパーで切り取りきれなかったゲートを削り取って処理するために使います。

カッターは自分の手に合って使いやすければ100均のでもなんでもいいです。
テンチョーはどこで買ったどのメーカーのものかも覚えてないカッターにオルファの黒刃を付け替えて使ってます。

デザインナイフも模型用でもそうじゃないものでもいいですが、こちらは刃の角度が30°と45°の2種類あるので使いやすい方を選んでください。
角度が急な方が細かい作業はしやすいですが、後述のカンナがけのような使い方をする場合はちょっとやりにくいかもしれません。
テンチョーはもうマスキングもゲート処理もずっとタミヤのデザインナイフ一本でやってます。たぶん45°。

カッターでもナイフでも大事なことは「少しでも切れ味が鈍ったかな?と思ったら惜しまず刃を交換する」です。
もったいないから、といつまでも切れ味の悪い刃を使っていると仕上がりも汚くなりますし、何よりこれもケガのもとです。

ヤスリはナイフで削った後などにパーツ表面を整えるため使用します。
他にも用途はありますが今回は触れません。



テンチョーおススメなのがゴッドハンド社製神ヤス!シリーズです。
厚さが2mm・3mm・5mmの3種あり、柔らかいスポンジに布ヤスリが貼りつけてあるので使いやすいようカットも容易です。カーブの多いまるっこいパーツの表面処理をするにはもってこいです。



柔らかいスポンジヤスリの他、平らな面を平滑に削りたい時に重宝するのがこういった紙やすりです。
こちらはホームセンターで大判のものが安価でたくさん売ってますので、必要な粗さのものを適宜調達すると良いです。

もちろん、スポンジヤスリや布ヤスリを当て木に貼りつけることで同じように使うことも可能です。
他、細かい部分の処理に便利な棒ヤスリなんかもありますがその辺もまた改めて。

 

基本的な道具の使い方ときれいに仕上げるためのワンポイント

続いてさっくりと各道具の使い方を見ていきましょう。
まずはニッパーです。


ニッパーの表面。


裏面。


(見やすいように過剰に離して切ってますが、実際はもっとパーツの近くで良いです)
ニッパーの表面を切り出したいパーツに向けて、パーツから少し離れたゲート部分で切り離します。
いきなりパーツギリギリで切り離そうとするとうっかりパーツを抉ってしまったりするので、慣れないうちは段階的に整えていきましょう。


ランナーからパーツを切り離したら、


パーツにニッパーの表面をしっかり添わせて残ったゲートを切り離します。
※ひとりで撮影もしていたため片手フリーになってますが、実際に作業するときはしっかりパーツを持ちます。


ゲートをかっ飛ばしました。
パッと見キレイですが、ゲートのあった場所を触ると微妙にデコボコしているのでこれをさらにキレイにしていきます。
特に気にしないという方はそのまま組立に進んでOKです。


ナイフを使う場合はパーツを抉らないよう慎重に添わせ、少しずつ残ったゲートを削っていきます。
※実際の作業時はちゃんと両手でパーツを保持します。

指をケガしないよう十分注意して行ってくださいね!
テンチョーはこないだ人差し指の先端をスパッとやりました←

また、刃をパーツに対して垂直に立ててカンナがけの容量で薄く削っていく方法もあります。


ナイフを使うのはちょっと……という場合はヤスリで整えていきましょう。

ヤスリには#400とか#800とか書いてありますが、これが切削面の粒子の粗さを表します。
番号が小さいほど粒子が荒く、大きいほど細かくなり、使う際は粒子の粗い方から使っていきます。

素組する場合のゲート跡の処理なら大体は#600と#800、やっても#1000くらいまでで充分でしょう。
ゲートがちょっと大きめに残っている場合は、他の部分を削らないようにして#240や#400でさっくり削ります。
そういう時は金属の棒ヤスリを使うと便利です。

余計な部分まで削ってしまわないように優しく、時々切削部分を触って確認しつつヤスっていきましょう。



キレイになりました!

 

最後に

というわけで超々初心者さん向け講座第1回目、ご覧いただきましてありがとうございました!

テンチョー自身小学生からプラモを作ってますが、制作間隔が空きすぎてる万年初心者モデラーのため毎日が勉強と練習の日々です。
これからプラモデルを始めたい!、始めたはいいけどよくわからないことが多い……という初心者さんあるあるなお悩みも身近なものですので、ゆる~く楽しめてかゆいところに手が届く!な記事を目指して更新していきたいと思います。

それでは、次回もよろしくお願いします!

 

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